沖視協だより第271号


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沖視協だより  第271号(平成24年5月発行)

1.コロニー大賞に識名さん~視覚障害有機農業で自立継承に貢献~


社会、文化活動に貢献する障害者を表彰する第16回沖縄コロニー大賞に、うるま市で有機農業を営む識名盛繁さん(58)が選ばれた。識名さんは網膜色素変性症で、15年ほど前からは光を感じられる程度。有機農業で自立し、人材育成への取り組みが評価された。

「体は自然の恵みで変わる。安全でおいしいものを届けたい」。有機農業に転換し21年間続ける不耕地栽培の畑は一見荒地に見えるが「自然を畑に持ち込み省力化をするには最適」という。また、識名さんは植物の状態をにおいや葉っぱの厚さなどで把握するなど、「いずれ失明すると言われていたので、感覚で動く癖がついていた。悲観したことはない」という。

現在は、手作り酵素でウィルスから野菜を守る有機農業を通して全国にネットワークを広げると同時に、2006年からは県内外の学生を受け入れて農法や三線を教えるなど自らの経験を指導に活かす取り組みをしている。

  (2011年11月19日沖縄タイムス抜粋)



2.グランドソフトボール県代表支える30年の絆~読谷の「マウス会」


読谷村の「マウス会」が30年近く、グランドソフトボール(視覚障がい者のための球技)の県代表チームのために練習相手を続けている。メンバーは県代表チームの知花光英さん(点字図書館長・全盲・51歳)の幼なじみ、子年生まれの男女20人で健常者である。長年の経験から独特なルールを熟知し「おかげで実戦感覚が養える」とチームの仲座寛泰監督(45)は、長年の協力に感謝する。県チームは5月26~27日に熊本県で開かれる九州大会に出場する。マウス会の喜友名啓さん(51)はチームの取り組みについて「プレー姿勢に学ぶことも多い」と感心する。県チームが他県のチームと練習試合を組むことが厳しいため、「メンバーの子どもや青年会などにルールを教え、今後も継続していきたい」と意気込んでいる。

  (2012年5月8日沖縄タイムス抜粋)



3.沖縄点字図書館創設40周年記念事業について


昭和47年5月、沖縄の本土復帰とともに創設されました当館は、今年5月15日満40年を迎え、節目の年にあたり以下の記念事業を開催いたします。

(1)記念式典・祝賀会の開催


日時
7月8日(日)11時~13時30分

会場
ホテルロイヤルオリオン(那覇市安里)



(2)沖縄点字図書館啓発事業


①点字教室(一般向け)の開催

期日
6月4日(月)より毎週月曜日
19時~20時30分(全10回)

会場
沖視協3階研修室

定員
30名

②点字体験会・視覚障害者情報機器の展示会

期日
6月12日(火)、6月30日(土)
10時~16時

会場
沖視協3階研修室



情報機器整備事業


備品整備と致しまして点字プリンター、カセットテープコピー機それぞれ1台購入予定。

※記念事業についてのお問い合わせは点字図書館(電話866-0222)まで

※記念事業実行委員会では、上記事業への協力と致しましてご寄付をお願いしているところです。6月までの受付となっております。皆様のご協力よろしくお願い申し上げます。



4.盲導犬とともに伊江島完走


4月14日の伊江島一周マラソン(第20回記念大会)に、2頭の盲導犬が初参加した。4歳のウィッピーが北谷町の桐原好枝さん(63)と2歳のリーチが伊江村の金城美千代さん(48)と伴走し、3キロを走りきった。

3キロの部には955人が出場したが、ウィッピー、リーチはあわてず、前へ進み順調なペースで30分の制限時間内にゴールした。

30代で視力を失った金城さん。昨年3月にリーチを迎え、「外に出る機会が増え、人生が変わった。これからもいろんな大会にでたい」という。

金城さんに誘われ出場を決めた桐原さんは、「ウィッピーは走るのが苦手だが、一緒に完走できたことがうれしい」とのこと。

桐原さんの娘で、バンド「しゃかり」のボーカル・チアキさんは、「母とウィッピーの大会参加が、視覚に障害を持つ人たちの励みになればうれしい」と語った。

  (2012年4月15日沖縄タイムス抜粋)



5.点字図書館からのお願い


(1)貸出図書の扱いについて
貸出図書は利用される方々の共有財産です。誤って汚したり、破損するような扱いは避けるようお願い致します。万が一破損・紛失等がありましたら、図書館までご連絡ください。

(2)デイジー・録音図書用ケースの入れ間違いについて
デイジー図書を複数利用の方で中の図書を元のケースと違うものに入れて返却する方がおります。図書とケースが一致しないと返却・貸出業務に支障をきたすことがありますので、送られた図書とケースをセットで返却するようお願い致します。

(3)デイジー・録音図書(カセット)のケースへの入れ忘れについて
デイジー図書・録音図書を複数利用の方でケースだけ返却されていることがあります。確認した上で返却するようお願い致します。

(4)図書の貸出期限について
当館の図書の貸出期限は郵送日数をのぞいて2週間です。次にお待ちの方のためにも貸出期間を守ってください。特に他の図書館から取り寄せた図書は、貸し出し期間内に返却してください。なお、都合により返却が遅れそうな場合は当館までご連絡ください。

(5)カセットテープの巻き戻しについて
カセットテープは、各巻毎に最後まで巻き戻してからの返却をお願い致します。テープが切れたり巻きついたりした場合は、図書館までご連絡ください。
沖縄点字図書館(電話866-0222)



7.新刊紹介


点字図書


NDC 099
書名 詩集八重山賛歌
著者 大石 直樹(おおいし なおき)
巻数 1巻
内容 著者が30年来書きためた詩を精選してまとめた。全25編。自然豊かで、歌と踊りの島・小浜島の生まれ。作品にもその影響は強く表れ、題材に民話や民謡が多い。韻を踏んでいるのは、祭りの歌が体のリズムとして染み込んでいるからだろう。著者の小学校時代の恩師、宮里テツさんに捧げられた書。

NDC 378
書名 特別支援学校学習指導要領解説 自立活動編(幼稚部・小学部・中学部・高等部)
著者 文部科学省
巻数 4巻
内容 平成21年3月に改正された教育基本法や学校教育法等の規定に伴い改訂された、学校教育法施行規則の関係規定及び特別支援学校幼稚部教育要領、小学部・中学部学習指導要領及び高等部学習指導要領の自立活動について、その改善の趣旨や内容を解説する。

NDC 481
書名 先生、カエルが脱皮してその皮を食べています!
著者 小林 朋道(こばやし ともみち)
巻数 2巻
内容 鳥取環境大学の森の人間動物行動学・春の田んぼでホオジロがイタチを追いかけ、ヤギ部のヤギは夜な夜な柵越えジャンプで逃げ出す…。大学内で日々起きる動物珍事件を、人間動物行動学の“鋭い”視点で把握し、分析し、描き出す。

NDC 498
書名 食育白書(概要版)平成23年版
著者 内閣府政策統括官
巻数 1巻
内容 2011年3月に策定された「第2次食育推進基本計画」の概要等を紹介するとともに、平成22年度に講じた食育推進施策の概要をまとめる。

NDC 783
書名 逆境を生き抜く力
著者 我喜屋 優(がきや まさる)
巻数 2巻
内容 人生には、いいときもあれば悪いときもある。どんなに困難な状況であっても、日々の小さなことに全力で取り組もう。2010年の甲子園で春夏連覇を達成した名監督が、人間の「根っこ」を強くするヒントを提示する。

NDC 953
書名 四人の兵士
著者 ユベール・マンガレリ
巻数 2巻
内容 ロシア赤軍に所属する、個性もさまざまな4人の青年たち。ルーマニア、ポーランド両軍から敗走する途中で偶然出会った彼らは、共に極寒の冬を乗り越えるが…。極限状態で呼び合う無垢な魂を、切りつめた言葉で繊細につづる。



デイジー図書


NDC 092
書名 サトウハチロー 落第坊主 人間の記録 91
著者 サトウ ハチロー
時間 5時間35分
内容 童謡「小さい秋みつけた」の作詞や、詩集「おかあさん」などで知られる、詩人である著者。野球のこと、師や友人のことなどを綴った随筆集。

NDC 289
書名 渋沢栄一 雨夜譚(あまよがたり)/渋沢栄一自叙伝〈抄〉 人間の記録 41
著者 渋沢 栄一(しぶさわ えいいち)
時間 24時間52分
内容 日本の資本主義的基盤を確立させた実業家・渋沢栄一。第一国立銀行、王子製紙、大阪紡績など、五百余りの会社を設立した、その業績をたどる自伝。

NDC 289
書名 南原繁 ふるさと 人間の記録 81
著者 南原 繁(なんばら しげる)
時間 6時間47分
内容 敗戦直後の東大総長としての学生への演説がひろく知られている著者。満州事変以後の超国家主義と学問的に対決した政治学者としての半生をふりかえる。

NDC 289
書名 留岡幸助 自叙/家庭学校 人間の記録 82
著者 留岡 幸助(とめおか こうすけ)
時間 6時間17分
内容 キリスト教思想に基づき、非行少年の感化事業に従事した著者が、自らの人生を語った自伝のほか、家庭学校創設に至るまでの経緯、書簡などを収める。

NDC 289
書名 松永安左エ門 自叙伝松永安左エ門 人間の記録 85
著者 松永 安左エ門(まつなが やすざえもん)
時間 6時間26分
内容 「電力の鬼」と呼ばれた電気事業経営者である著者が、憧れの三田の校門をくぐった時からを語る自伝のほか、随想、講演などを収める。

NDC 289
書名 市川房枝 私の履歴書ほか 人間の記録 88
著者 市川 房枝(いちかわ ふさえ)
時間 10時間2分
内容 婦人参政権獲得に奮闘した婦人運動家である著者の思想や生きざまが綴られた、「私の婦人運動」「金権政治からの脱出」など、自伝や対談7編を収録。

NDC 297
書名 白瀬矗 私の南極探検記 人間の記録 61
著者 白瀬 矗(しらせ のぶ)
時間 8時間23分
内容 千島探検に次いで南極探検に向かい、1912年日本人初の南極上陸に成功した探検家が綴る探検記。

NDC 304
書名 高橋是清 立身の経路 人間の記録 81
著者 高橋 是清(たかはし これきよ)
時間 6時間47分
内容 7つの内閣で大蔵大臣をつとめ、首相経験もある著者。奴隷に売られるなどした生涯を語るほか、日本の教育、金融問題などについて思うところを述べる。

NDC 319
書名 幣原喜重郎 人間の記録 外交五十年 人間の記録 64
著者 幣原 喜重郎(しではら きじゅうろう)
時間 10時間53分
内容 5度の外務大臣就任中、幣原外交とよばれる平和外交を展開した著者が、駐米大使時代の思い出や、太平洋戦争前後の内外の政局の知られざる秘話を綴る。

NDC 420
書名 長岡半太郎 原子力時代の曙 人間の記録 83
著者 長岡 半太郎(ながおか はんたろう)
時間 6時間13分
内容 日本物理学の開拓者として数々の研究成果を遺し、大阪帝都大学の初代総長もつとめた著者が、その半生を自ら語った文章と科学随想などを収録。

NDC 723
書名 山下清 山下清放浪日記 人間の記録 98
著者 山下 清(やました きよし)
時間 7時間24分
内容 日本のゴッホと称された放浪画家である著者。特異な才能が世の注目を集めながらも、あくまでも気ままに絵を描き続けた彼の、放浪の日々を綴った日記。

NDC 775
書名 山本安英 おりおりのこと 人間の記録 94
著者 山本 安栄(やまもと やすえ)
時間 5時間38分
内容 築地小劇場などで活躍し、「新劇の聖女」と呼ばれた著者。戯曲「夕鶴」をはじめ、多数の名舞台を生み出した女優が、折々に綴った文をまとめる。

NDC 775
書名 藤山寛美 あほかいな 人間の記録 99
著者 藤山 寛美(ふじやま かんび)
時間 5時間36分
内容 舞台に笑いをふりまき、人気を呼んだ喜劇俳優である著者。天才的ともいえる阿呆役の演技で、テレビにおいても爆発的な人気を誇った彼による自伝。

NDC 778
書名 早川雪洲 武者修行世界を行く 人間の記録 87
著者 早川 雪洲(はやかわ せっしゅう)
時間 8時間54分
内容 戦前から戦後にかけて、数多くの欧米映画に出演した俳優である著者。映画「戦場にかける橋」余話、野口英世との交流などを綴る自叙伝。

NDC 788
書名 双葉山定次 人間の記録 95
著者 双葉山 定次(ふたばやま さだじ)
時間 4時間15分
内容 苦難の少年時代を経て、相撲の歴史に残る69連勝、全勝優勝8回をなしとげ、戦時下の日本で人気を博した名横綱である著者が、その体験を語る。

NDC 914
書名 今西錦司 そこに山がある 人間の記録 75
著者 今西 錦司(いまにし きんじ)
時間 6時間21分
内容 霊長類学や進化理論などで優れた業績をあげ、また、登山家・探検家としても知られた著者。自身の半生や、愛する自然などについて綴る。



7.お知らせ


(1)女性部のおしらせ

ダンス・コーラス

日時
平成24年5月27日(日)14時~18時

場所
沖視協3階研修室

(2)第20回沖縄県視覚障害者ボウリング大会開催
第20回沖縄県視覚障害者ボウリング大会を下記の日程で開催します。視覚障害者以外の方でも一般の部に参加できます。ご家族ご友人お誘いあわせのうえお申し込み下さい。多数のご参加お待ち申し上げます。

日時
6月24日(日)午後1時~5時

場所
マスターズボウルてだこ4階(浦添市伊祖)

参加費
中学生以上 2,000円、小学生 1,500円
(3ゲーム・シューズ代込み)

申込締切
6月18日(月)

電話
863ー2997 (担当/伊佐由香里・安里清竹)

(3)土曜日の日直について
土曜日の日直は4月28日(土)からマッサージセンターの窓口におります。御用の際は、マッサージセンターへお声かけ下さるようお願いいたします。

8.5月・6月の行事


第49回視覚障害者グランドソフトボール大会(熊本県)
平成24年5月26・27日(土・日)

平成24年度第1回評議員会
平成24年5月28日(月)午後3時

平成24年度第1回理事会
平成24年5月29日(火)午前10時30分

第20回沖縄県視覚障害者ボウリング大会
平成24年6月24日(日)



5.ありがとうございました!


平成24年5月寄付

田場 上 様
30,000円

音楽企画 美らそーの 様
155,730円(3月30日 浦添市で開催された「琉球のいぶきVOL.3コンサート」収益金)

沖縄点字図書館創設40周年記念事業指定寄附金
14名 135,000円



10.編集後記


今年度の編集委員は、大久保篤志・福里成美・当真初子です。今年一年、どうぞよろしくお願いいたします。ご意見・ご要望等をお気軽にお寄せ下さい。お待ちしております。

さて、今年のゴールデンウィークはいかがでしたでしょうか。休みを全部つなげて9連休なんて方もいらっしゃったのでは。連休前に梅雨入りした沖縄も、連休後半は晴れの日が続き太陽の光を体いっぱい浴びることができましたね。これからの季節、ゴーヤーの出荷量も増えてくるので、たくさん食べて梅雨のジメジメを吹き飛ばしましょう。

  (大久保 篤志)