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沖視協だより  第237号(平成21年7月発行)

1.七月には特別な想い


本当かどうかわかりませんが、ジュリアス・シーザーローマ皇帝が、7月を我が物にして「ジュライ」と名付け、31日だったことから、負けじとばかりに8月の名称をオクタビアヌス皇帝が「アウグストゥス」と名付け、しかも日足らずを補い、2月から強引に「日」を奪って、31日にしたという話はよく知られています。

また、個人にとって「誕生日」は大事なことです。しかし、お釈迦様のように何年もお母様のお腹にいて産まれるや、右手で天を指差し、左手で地を指差して、「天上天下唯我独尊」と言ったという人は別として、凡人の赤子には、誕生した時の記憶はないのですから、「特別な想い」があるはずはありません。

ところが、私には1945年(昭和20)の誕生日には「特別な想い」があるのです。それは、沖縄地上戦の最中、飢えと恐怖の82日に終止符を打った日の7月15日が忘れもしない私の誕生日だったからであります。油照りの7月は、私にとって物寂しい月でもありますが、安堵した月ということでもあります。

さて、沖視協行事ではありませんが、7月22日(水曜日)10時から、今年も「大活字カフェ」が前日の沖縄盲学校に引き続き、当館エントランスホールでもグッズの展示会を開きます。

また午後4時からは、3階研修室で「視覚障害者の高齢化と生き方」と題して、講演勉強会(山学校)を山城紀子(元タイムス記者、現フリーライター)を講師に招いて開催致します。

展示会についての問い合わせは、大活字カフェ(03-3259-2200)又は沖視協・堀川恭尚(098-863-2997)、勉強会については山田親幸(090-1943-5426)までお願い致します。

会長  山 田 親 幸



2.山田会長県知事表敬訪問!!


去る6月15日(月)午前10時15分から40分頃まで県庁へ仲井眞知事を表敬訪問し、沖縄県視覚障害者福祉センターの落成の報告並びに謝意を表し、その他に、県内の視覚障害者の就労対策等々、目下の重点事項等について協力方をお願いした。なお席上、知事は「新しく完成した沖視協の会館をぜひ見学したい」と話しておりました。



3.ボウリング大会大盛況


沖視協(山田親幸会長)主催、第17回沖縄県視覚障害者ボウリング大会は、去る6月21日日曜日、マスターズボウルてだこ(浦添市伊祖在)にて7歳から70歳代、老若男女を問わず、47名が参加し、行われました。

大会の冒頭、就任後初の行事となりました渡口武正常務より、「皆さん、ケガのないように、本日は大いにボウリングを楽しんで下さい。また、本大会は10月に東京で開催されます全国大会の予選も兼ねた大会ですので、頑張って下さい。」と激励のあいさつがありました。

競技は、4種目、3ゲームのトータルスコアで争われました。各種目の優勝者は以下のとおり(敬称略)

小学生の部 仲座綺音 306点

一般の部 安里清竹 529点

弱視の部 比嘉一盛 566点

全盲の部 知花光英 274点

なお、本大会には、副賞として西表孫称副会長より米3袋が送られました。本当にありがとうございました。



4.愛・Eyeチャリティーコンサートへのご協力ありがとうございました!


高橋晴美の世界、沖視協支援 「愛・Eyeチャリティーコンサート」は、去る7月4日のアメリカ独立記念日の日、開館間もない浦添市在の、てだこ大ホールにおいて開催いたしましたが、見事に「三助の精神」が実って成功いたしました。

とりわけ、利用当事者と友の会の皆様の努力は目覚ましく、最終集計までには至っていませんが、850名と大ホールを埋め尽くす程の盛況ぶりでした。記入していただいた来場者アンケートはまだ拝見していませんが、第1部の手作りの合奏合唱、そして独唱には、その努力に評価が集まり、第2部には、洗練された歌の壮大さに感涙したとの声をいただいています。

皆様のご支援とご協力に重ねて感謝申し上げ、お礼のご挨拶とさせていただきます。



5.第8期パソコン講習会開講


平成21年度 障害者社会参加促進事業 パソコン利用促進事業
  視覚障害者パソコン初級教室第8期開講

標記教室が5月31日より開講しました。パソコン初心者を対象とし、画面音声化ソフトを使用してパソコンの基本操作を学んでいく教室です。日常生活で必要な情報は、目から得るものが80%ほどと言われています。視覚障害者にとって、パソコンとインターネットはそれらの情報を身近なものにしてくれます。

今回は、定員5名の枠に20名の受講応募がありました。毎回定員以上の応募があり、パソコンに対する期待感の高さを物語っています。教室は毎週日曜日、午前10時から12時の2時間、全15回。



6.平成21年度九盲連第1回理事会参加報告


平成21年度九盲連第1回理事会が、6月28・29の両日熊本市で開催され、山田会長と上原典子主任が参加した。初日の28日は3時から開催され、2月の沖縄大会以後の活動報告がなされた後、山田会長が発言を求めて、2月大会の決議文の処理として本理事会の一部を決議処理委員会に切り替えて処理する必要があろう。その際、九州地方知事会に決議事項を文書で要請してはとの問題提起をした。今後の九盲連の行事の取り組み状況を各担当県から報告し合って確認、その後に山田会長が提起した決議文の要請等について話し合われたが、今回は年度が越えた上、決議文要請にはそぐわないので次回長崎大会からの施行とするとの結論を見出して、初日の理事会を終えた。そして夜は夕食懇親会を楽しんだ。

理事会の後半は、翌29日9時から2時間行なわれ、9団体の状況を話し合って意見交換をしたが、それぞれの団体の取り組みや課題が分って実に有益でとりわけ実務を担う上原主任にとっては参考になった。なお、従来任意団体だった熊本が社会福祉法人格を得たことは、九盲連総体として前進と言えると思う。因みに、社会福祉法人は、福岡県・大分県・沖縄県・そして熊本県、社団法人が長崎県・佐賀県・鹿児島県・福岡市のそれぞれ4団体、財団法人が宮崎県となった。

会長  山 田 親 幸/職員  上 原 典 子



7.平成21年度「沖縄県障害者ふれあいの翼」海外研修事業募集について


募集締切:7月31日(金)

研修期間:9月31日(月)から26日(土)

研修国:マレーシア

研修費:補助額9万円、自己負担額6万3,000円合計15万3,000円

参加資格、推薦団体等、詳しい募集要領について、お問い合わせは沖視協までご連絡下さい。



8.お知らせ


(1)日本盲人会連合会主催、第35回全国盲人文芸大会応募について

@作品の種類「短歌」、「俳句」、「川柳」、「随想・随筆」の4部門とし、自作、未発表の作品に限る。

A応募資格:日盲連組織都道府県市団体会員及び同団体が設置する施設に所属する視覚障害者。

B応募方法、短歌:俳句、川柳は、一人3首又は3句以内。随想・随筆は、点字の場合、1行32マス250行以内、墨字の場合、400字詰原稿用紙10枚以内。川柳の課題は、「不景気」と「宝くじ」

参加料:川柳は一部門1,000円。随想・随筆は、1,500円。2部門以上応募するときは、それぞれの参加料を加算する

締め切り:平成21年8月31日(当日消印有効)

その他詳しい問合せ先は、日盲連電話03−3200−0011文芸係



(2)日本盲人福祉委員会では、ルイ・ブライユ生誕200年・石川倉次生誕150年記念点字ビッグイベント海外支援募金について

支援金は、一口1,000円から、個人及び団体の皆様のご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
ご支援いただいた寄付金は、有効に活用させていただき、発展途上国に広く還元し、貢献してまいりたいと考えております。



9.沖視協 7月、8月の主な行事


7月1日より9月30日
沖視協資金造成チャリティーボウリング大会、マスターズボウルてだこ(浦添市伊祖)

7月4日
愛・Eyeチャリティーコンサート、てだこホール(浦添市)

7月18日・19日
第37回九州視覚障害者サウンドテーブルテニス沖縄大会審判員養成講習会 沖視協3F「研修室」

8月23日
第24回沖縄県サウンドテーブルテニス大会、「サンアビリティーズうらそえ」



10.新刊紹介

点字図書
NDC書名著者名巻数内容
092沖縄戦の真実と歪曲大城 将保4沖縄の日本復帰から35年。文部科学省は、なぜ教科書検定で「集団自決」の真実を歪めるのか?沖縄は、なぜ島ぐるみでそれに抗議するのか?戦争体験者の聞き取り調査を続けている著者が、彼らの怒りの声を伝える。
093沖縄20社創業秘話島尻 雅彦3小さな思いつきが大きなインパクト/もずく、もずくで日が暮れて/家内工業からヒット商品ほか。
320教育基本法 学校教育法 1平成18年12月に全面改正された「教育基本法」と、平成19年6月に改正された「学校教育法」を収録。
320障害のある児童及び生徒のための教科書用特定図書等の普及の促進等に関する法律 1表題(通称:「教科書バリアフリー法」)ほか、「厚生年金保険の保険給付及び保険料の納付の特例等に関する法律」など、全14法令を収録。
320身体障害者補助犬法 労働契約法 最低賃金法 1表題のほか、「介護従事者等の人材確保のための介護従事者等の処遇改善に関する法律」を収録。
911川崎洋詩集 海があるということは川 崎 洋1海を、そして人間を深く愛した詩人、川崎洋の選詩集。「いま始まる新しいいま」「海がある」「こちら側と向こう側」「ジョギングの唄」「愛の定義」ほか全38編を収録。子どもから大人まで、すべての人に贈る現代詩集シリーズの1冊です。
913テンペスト 上池上 永一9末期琉球王朝。珊瑚礁に囲まれた五百年王国の美少女・真鶴は、国を救うため性を偽り宦官になった。王府入りした真鶴はフル回転で活躍するが、待っていたのは流刑で…。死ぬも生きるも嵐のごとく!ノンストップ人生劇場。
913鹿男あをによし万城目 学6「さあ、神無月だ−。出番だよ、先生」2学期限定で奈良の女子高に赴任した28歳の「おれ」。ちょっぴり神経質な彼に下された、空前絶後の救国指令とは!?ユーモアがちりばめられた渾身の書き下ろし。
914谷川俊太郎の問う言葉答える言葉谷川俊太郎1詩人谷川俊太郎が贈る、言葉集。生きること、愛すること、死ぬこと、暮らすこと、自分自身に出会うことなど、今までに書かれたものから言葉を択んで編みなおしたもの。詩人の問う言葉から世界は始まる。


録音図書
NDC書名著者名内容巻数
094自然の示唆と人生高良 鉄夫7自然との対話の中から示唆を学び取り合理的に活用することによって、人生は多面にわたって幸せが訪れる。著者の実見と体験から得た自然の示唆を、随筆風に述べる。沖縄の自然や文化財、西表島の動植物ほか。
913家守綺譚梨木 香歩4売れない物書き、綿貫征四郎が学生時代に亡くなった親友の家の家守をすることになったところから始まります・・・。
914モンスーンの花嫁向山 昌子420代の半ばから旅したアジアの国々。忙しい毎日の中で迷ったり、悩んだりしたとき、ふと思い出されるのは、旅先で出会ったあのやさしい笑顔、そしておだやかな暮らしぶり。普通のひと、普通のくらし。エッセイ。
953四人の兵士ユベール・マンガレリ3ロシア赤軍に所属する、個性もさまざまな4人の青年たち。ルーマニア、ポーランド両軍から敗走する途中で偶然出会った彼らは、共に極寒の冬を乗り越えるが…。極限状態で呼び合う無垢な魂を、切りつめた言葉で繊細に綴る。


デイジー図書
NDC書名著者名内容巻数
913悼む人天童 荒太全国を放浪し、死者を悼む旅を続ける坂築静人。彼を巡り、夫を殺した女、人間不信の雑誌記者、末期癌の母らのドラマが繰り広げられる。聖者なのか、偽善者か?「悼む人」は、誰なのか?7年の歳月を費やした長編小説。15時間50分



11.Q&A


このコーナーは、皆様からお寄せいただいたご質問・ご要望にQ&A方式にてお答えするコーナーです。どうぞ、皆さんからの声をお寄せ下さい。

Q1.新しいセンターができ、1階は広々としたエントランスホールができました。有り難いことに夏場はエアコンも効いて快適な空間です。開館時間にいつでも閲覧できるよう点字雑誌コーナーを設置していただけないでしょうか。

A1.ご意見ありがとうございます。早速、1階エントランスホールのテレビの横に点字雑誌コーナーを設置致します。どうぞ、閲覧室がわりにご利用下さい。

Q2.沖視協前の音響信号機の音が19時以降、消されているみたいですが、もうちょっと時間延長してもらえるよう関係機関に要望をお願いします。

A2.早速、沖縄県警交通規制課と那覇署の担当課に連絡をとり、要望いたしました。その結果、7月より7時から20時までは日中音量、20時から22時までは夜間音量に調整してもらいましたので、よろしくお願い申し上げます。



沖視協よりお願い


先月号でもお知らせいたしましたが、館内はすべて禁煙となっております。最近のことですが、1階障害者用トイレ内に、たばこの吸い殻が灰皿ごとひっくり返され、汚れておりました。また3F研修室の床にはガム・お菓子の紙くず等・・・清掃する職員も大変困っております。センターを安全かつきれいに利用されますようお願い申し上げます。



12.茶のみ話


沖縄タイムス 2009・6・8  平田 一雄(75)

点字“Braille”

今年1月30日スロベニア国でルイ・ブライユ生誕200年記念切手が発行されました。ブライユは仏パリ近くの農村生まれですが、3歳のとき遊んでいて誤ってきりで目を刺しそれが原因で失明。10歳でバランタン・アユイが創立した世界初めてのパリ国立盲学校へ入学した。

アユイが考案したアルファベットの形を浮かした点字は、読みにくく書けない状況でした。その当時、陸軍大尉シャルル・バルビエが夜間用信号に考案した12点の触覚文字をブライユは1文字を六つの点で表示する6点式点字を、改良に改良を加え言葉、音楽、聖歌を表記したのです。長い年月を経てフランス政府は1854年に公式に認定しました。

ブライユはその2年前に肺結核で43歳の若さで亡くなり故郷に葬られていましたが、ブライユの遺体はフランスの偉人を祭るパンテオン霊廟に100年後に移され埋葬されました。

1870年代から世界各国で点字は広まりました。日本語点字は、東京盲亜学校の教師、石川倉次がブライユの点字を基本に創作したのです。日本語点字が正式に採用されたのが1890年11月1日です。この日にちなんで「点字の日」が定められている。

スロベニア発行の切手は、東京の郵趣サービス社へ申し込むと在庫があれば購入できる。点字のある美しい切手だ。

(竹富町  切手収集家)



13.ありがとうございました!


平成21年度6月寄付者内訳

前蔵正七様 20,000円

田港朝尚様  2,000円

神薗明子様  2,000円

匿  名 10,000円

匿  名  5,000円



14.編集後記


沖視協だより7月号いかがでしたでしょうか?

空梅雨になるのではと水事情も心配されましたが、後半まとまった雨をもたらし、県内のダムは、貯水率80%台まで回復してまいりました。ほっとひと安心ですね!

いよいよ夏本番、熱中症対策もしっかり行い、元気にお過ごし下さい。

  (知 花 光 英)


編集委員 知花光英、当眞嗣廣、当真初子