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沖視協だより  第226号(平成20年8月発行)

1.巻頭文


8月、真夏の先頭をきって、第90回夏の甲子園大会が始まった。全国の高校球児が白球を追って白熱する様は、老若男女の心を打つものがある。なぜだろうか。私なりの考えだが、まず、ひとつのプレーに一生懸命であるということ、まさに汗と涙がほとばしる真剣な眼差しである。しかもそれは、全国の高校球児のあこがれの甲子園という道をかちとった頂点への険しい道だから。
人は、夢に向かって必死に漕ぎ出す横顔が最も美しいと思う。結果がついてくればなおのこと、めでたしめでたしだが。しかし、たとえ頂点に辿り着かなくても、夢を追いかける眼(まなこ)には、打算や見返りを求める色は混じらない。あまりにも偽りの横行する昨今だからこそ、私たちは、真実を身につける必要がある。
わたしたちの新館、視覚障害者福祉センターは、駐車場の整備も整い、名実ともに私たちの福祉活動の殿堂としてその風格の全容が整った。ここまでの道のりには、「沖縄盲教育の父、高橋先生」の志を自らのものとして、新館への「夢」を追い続けた人の貢献がある。
新館のかたわらの花壇の陰に、西表常務がこつこつと花の苗木を植栽している後姿があった。氏の「たましい」を植えつけているように、私の目には映った。この数年、新館建設のために必死に動き続けてこられた常務の夢の頂きに利用者の方々の喜びの目が集うことになる。

事 務 局 長  金 城  鍛



2.沖視協ニュース


(1)パソコン教室受講者募集
パソコン初心者の視覚障害者に対して、パソコン操作方法、インターネットの使用、メール送信等の基本的な操作方法を指導し、パソコンを利用して情報入手・共有・発信、コミュニケーション手段の習得を目的として下記のとおりパソコン教室を実施します。

期 間:前期 平成20年9月2日から平成21年1月27日まで(予定)
日 時:毎週火曜日午後1時から午後3時(全20回)
場 所:沖視協3階研修室
定 員:5名

受講定員は5人です。申し込みの受付開始は、8月18日(月)から22日(金)の午前9時より午後5時まで。
申し込みは事務局(098)863−2997 堀川 恭尚(ほりかわ やすなお)へ。
※ 受講希望者が定員を超えた場合、抽選となります。
※ 抽選となった場合は、8月25日(月)から受講開始日までの間に、当選者にのみ受講できる旨を連絡致します。抽選等のお問い合わせも堀川までお願い致します。



3.おしらせコーナー


(1)社会福祉法人沖縄県視覚障害者福祉協会活動資金造成
      第2回 チャリティーボウリング大会
主  催:社会福祉法人 沖縄県視覚障害者福祉協会
日  時:平成20年7月1日(火)〜平成20年9月30日(火)
場  所:マスターズボウルてだこ(浦添市)午前10時〜午前2時
参 加 料:1,500円(2ゲーム代含む・シューズ代は自己負担)
問い合わせ 098−866−0222 沖縄点字図書館 野原まで。

(2)「てんてんチャリティーコンサート」が8月24日(日)開催されます
当協会事務室にパンフレットで案内、チケットを販売しております。涼やかな美しい歌声に酔いしれ、夏を乗り切る「いやしの時間」を共有しませんか。



4.新刊紹介

点字図書
NDC書名著者名巻数内容
091ちゃーわらいーですか?上 地 武1「ちゃーわらいー」とは、沖縄方言で「いつも笑っていること」や笑顔が絶えないこと。みんながいつも笑顔でいられるように毎日少しずつ書いたものを集めてみました。
092死者たちは、いまだ眠れず大田 昌秀3首相の靖国参拝は真の「慰霊」といえるのか。戦没者を殉国のヒーローに仕立てあげていないか。住民が建立した数々の「慰霊の塔」、そして「平和の礎」建立に至る自らの慰霊の道から、「慰霊とは何か」を考える。
093病める家 病める心 されど・・・浜川 哲男2家が欲しい・・・、幼少の頃からの私の夢。今は亡き友と誓った共通の夢・・・。私はその夢をかつての同級生たちに託した。ところが出来上がったのは恐るべき欠陥住宅!!欠陥住宅被害者の苦悶と惑い・・・。
147ソウルメイトのふしぎ越智(おち) 啓子3だれでも「ソウルメイト(魂の友)」に出会えるしくみになっている。人気精神科医が、ソウルメイトとの運命の絆について解き明かす。人と人との不思議な絆と人生の意味を知る必読の書!
188わたしの歎異抄入門松原 泰道3念仏一筋に賭け、煩悩の地獄を見つめつづけた親鸞。自らを「愚禿」と称し、悪人こそが救われる、とするのはなぜなのか。混迷の現代に活かす、親鸞の強かな信念と、そのこころ!
837RAKUGO (落語)中山 幸男4親子の軽快な会話が楽しい『初天神』ほか、古典落語の人気演目の「猫の目」「饅頭こわい」「目黒のさんま」「芝浜」の5作品を収録。英語の略字を用いた点字と略字を用いない点字を併記。本文で使われている語を掲載したワードリストがあります。
913匂いをかがれるかぐや姫原 倫太郎1「一寸法師」「かぐや姫」「桃太郎」の3編を、15種類に及ぶコンピュータの翻訳ソフトを組み合わせて英語に同意翻訳。その英語の文章をさらに複数の翻訳ソフトにかけ、日本語に再翻訳して生まれた変換昔話。見開きページごとに、元の昔話と自動翻訳された英文、その翻訳後の「新・昔話」が交互に進んでいきます。もはや昔なのか未来なのかさえわからない、全く新しい昔話の世界が展開していきます。
933朝のひかりを待てるからアンジェラ・ジョンソン2人生をさかさまに生きられたら、人はもっと幸せなのに。16歳の誕生日、ぼくはガールフレンドのニアが妊娠したことを知った…。10代の妊娠を少年の視点と散文詩のような一人称で、静かに綴る。



4.ニュースクリップ


街の安全に点訳が光
友の会、犯罪情報を配布(宜野湾)
目の不自由な人のために点訳のボランティアを続ける「宜野湾市点訳友の会」(新崎イク会長)が、宜野湾署や市役所、市議会の広報を点訳し、視覚障害者から好評だ。警察の広報が点訳されるケースは県内でも珍しく、同署は「市民に情報が行き渡り、とてもありがたい」と話している。同会は約25年間、熱心なボランティアに支えられ、地道に活動。点訳も手がける。新崎会長は「会員といろんな活動に挑戦したい」と意気込んでいる。
同会は、1975年に沖縄盲学校を退職し、県内各地で点訳を指導していた中村文さん(95)が発足させた。当時は点訳の書籍が少なく、個人で本を所有するケースは少なかったという。
「いつでも手元に読める本がほしい」教え子たちの希望に応えようと、出身地の宜野湾や那覇、浦添の各市で活動していた中村さんが各地でグループを立ち上げ、行政の広報誌を点訳し、配布する活動を始めた。
現在、宜野湾市点訳友の会のメンバーは15人。毎週月曜日の活動日以外にもそれぞれが市や議会広報誌のほか、個人からリクエストを受けた本を点訳している。
犯罪発生状況の点訳を始めたのは2007年5月。宜野湾署と市内の新聞販売店が協力して各家庭に配布していたビラを見たメンバーが点訳を思い付き、市内の13世帯へ配布している。
点字は1文字ずつ手で点を打っていた昔と異なり、現在はパソコンでの作業が主。ただ、6つの点に数符や英語引用の記号を組み合わせる作業は複雑で、通常の文章の約3倍のページ数になるという。
中村さんの後を継いだ新崎会長は「作業は大変だが、犯罪発生率だけでなく、どの書籍も点訳すると喜ばれる」と活動の充実感を語る。
同会への問い合わせは宜野湾市社会福祉協議会。電話098(892)6525
(沖縄タイムス 2008年 7月22日)



5.編集後記


我が家の庭に今年もシークヮーサーの木がたわわに実をつけた。
去年までは特に取って食べるでもなく、欲しいという方に分けてあげるほかは、そのまま野鳥のえさに。
それがなんとビックリ!!
このシークヮーサー…美容や疲労回復に効果のあるビタミンCはもちろんのこと、各種ミネラル、カルシウム、ノビレチンという成分を含んでいるそうです。
なかでもノビレチンには血液をさらさらにする作用があるそうですが、なんとシークヮーサーはグレープフルーツの12倍ものノビレチンを含んでいるというから驚き!!
おまけに高血圧・動脈硬化・肥満・ガンなどの予防効果があるということでテレビや健康雑誌にとりあげられてからというもの急に脚光をあび、今、注目の果実のようだ。
小さいのになかなかの優れもの…。
少し前までは見向きもされなかったシークヮーサー…こんなお宝だったとは!?

  (武村 厚子)


※「福祉会だより」は点字版・墨字版、録音版を沖縄県共同募金会からの配分金で作成し、県内及び県外の沖縄県出身視覚障害者の方々や関係者に郵送しています。