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沖視協だより(2006年10月)

1.事務局だより

朝夕は秋の気配が感じられるようになりました。皆様にはご健勝にてご活躍のことと拝察いたします。

さて、10月は福祉関係機関の啓蒙、啓発のための各種行事、大会が展開されます。どうか各地域での催事には積極的に参加をされて、視覚障害への理解を深めてもらい、障害者福祉の向上や社会参加促進のために大きな成果が得られることを願っています。


2.沖視協ニュース

(1)第19回九盲三療研修会参加報告   野原秀次
私は9月30日、10月1日に福岡市で行われました第19回九盲三療研修会に当間事務局長と出席してきましたので報告します。
現在、私は特別養護老人ホームで機能訓練指導員として勤務しています。主にお年よりのマッサージや間接拘縮予防をしています。今回のテーマは経絡ということで、学生のころ以来あまり触れたことのない分野で難しいかもしれないと思いましたが、紹介を受けて参加してみました。

9月30日の12時半受付、 1時から開会式、 その後1日目は1時半から講演が二つ行われ、 一つ目は最近における視覚障害者鍼灸マッサージの実情と今後の課題として笹川吉彦日盲連会長の講演で、 まず日盲連福祉センター建設のための寄附金が8,000万円に達した御礼を述べ、 それからあはき師等法のこと、鍼灸マッサージを考える議員連盟、 療養費問題、 晴眼者向け養成施設、 世界盲人会連合の盲人マッサージセミナー、 視覚障害者の雇用率のことなどの内容でした。

二つ目は、 経絡治療の実際との演題で、 馬場道敬(ばばみちよし)先生の講演で、 父親も経絡鍼灸師だったということで影響を受け、 ドイツでも治療経験があるそうで、 腰痛で救急車まで使い患者が治療にきたこともあるそうです。西洋医学の代替手段ではなく、 しっかり確立し、 時には不定愁訴や西洋医学では対症療法で扱われるものも改善させ、とても東洋医学の素晴らしさに感心しました。

6時からは懇親会でしたが、 ちょっと若い方の参加者がいなくて残念でした。 機会があれば参加してみてはいかがでしょうか。

翌日は10時から経絡テストによる鍼治療と題して福岡大学スポーツ科学部教授向野義人(むかいのよしと)氏でした。 この方も実家が鍼灸に携わり、 内科学部にいる頃は忙しく、 また鍼灸の研究も十分できなかったそうです。 現在のスポーツ科学に移ってからは本格的に体の動きと経絡を研究しておられ、特に激しくスポーツで体を動かしたり、 怪我で体を傷めている生徒を治療しながら、よじれや伸展できない状態は表裏の経絡のバランスが崩れているのではないかという視点で研究しているそうです。著書がナイーブネットにあるらしいので読んでみてはいかがでしょうか。

その後は修了式で、来年は沖縄で開かれることを紹介しました。そして無事に2時の便で帰ってきました。来年は沖縄で開かれますので、多くの参加と有意義な研修が開かれたらと思います。

最後に、今回派遣にあたり関係した方面の方々にお礼を述べたいと思います。ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

なお、講演を録音してありますので、お聴きになりたい方は事務局までご連絡下さい。


(2)第8回WBUAP盲人マッサージセミナーの報告  会長 山田親幸
標記セミナーは、アジア各国が1年置きに持ち回りで開催してきたセミナーで、日本開催は2度目という。同セミナーはつくば市の国際会議場で、去る9月22日から4日間に亙って開催された。参加者は16カ国から300人。

セミナーの主な内容は、記念講演、特別講演それぞれ一題、カントリーレポート10カ国、研究発表23題、マッサージ実施セミナー8コース、ミニシンポジウム「沖縄プロジェクト」、国際シンポジウム、AMIN(アジアマッサージインストラクターネット)発足準備委員会など盛りだくさんのプログラムだった。

筆者と沖縄プロジェクトを実質的に支えてきた中本与一(沖縄盲学校教諭)、玉城達男(同元教諭)の3人は主に後半のミニシンポジウム、国際シンポジウム、AMIN発足準備委員会に参加した。沖縄からの参加者は他に沖縄盲学校卒業生2名、沖盲専攻科研修旅行生10名と6名の引率職員が加わり、実ににぎやかだった。参加者について、今一つ特筆されることは本格的な沖縄プロジェクトを受講した14名中、13人がアジア各国から駆けつけ、活躍していたことである。誌面に限りがあるので、ミニシンポジウム「沖縄プロジェクト」についてのみ報告し、全体の報告に代えます。

ミニシンポジウムは中本与一氏がすべてを取り仕切って、参加者の注目する中もたれた。中本氏は冒頭の沖縄プロジェクト概要説明で、次のように説明した。

1990年代の産業開発青年隊や指導者を日本から各国に派遣しての講習方式から日本に検視優勢を招いて指導する方法への要望が強く出され、沖縄プロジェクトが2003年からスタートしたこと、同研修がなぜ沖縄なのか、最初の40日間の短期研修から長期にわたった本格研修1、2期の変遷、成果と課題について映像を交えながら分かりやすく報告していた。例えば、1期における学理の「詰め込み過ぎ」から主要13疾患にカリキュラムを改めたこと。英訳教材などノウハウが蓄積され、これが各国で活用されつつあること、本研修の最終年次2007年に向けた各国の取り組みの強化、2007年以降の期待などが述べられた。つづいてシンポジストとしてマイクを持ったネルソン氏(フィリピン、第2次研修生)は帰国後、マッサージ師の制度化について活動していることを報告、二人目のソティー氏(カンボジア、第3次研修生)は、従来インストラクターとして指導しているカリキュラムや指導方法に東洋医学理論、経営学などを導入し、工夫改善にあい努めていることを述べていた。そしてフロアからも多数の沖縄プロジェクト修了者が積極的に発言し、大いに盛り上げていた。
(点字毎日10月1日号と8日号を是非読んで下さい。)


(3)九州盲青年指導者研修開催報告  青年部長 野原秀次
7月16、17日に九州盲青年指導者研修会があり、 輪番制で今回は沖縄が担当となりました。去年、前部長から18年度に担当すると告げられ、弱小組織でできるのか?、断ったほうがよいのではないのかという声も上がりました。全国的に会員が減少し、運営が難しくなっている所も多く、九州でも大分が休部、今年になって宮崎も休部を申し出てきましたが、頑張ってやってみようという事になりました。

当日は晴れ渡り、前の週に台風が通り過ぎたという事もあり、大変涼しい天候となりました。前回大会は台風が接近し九州からは参加できませんでしたし、今回も前の週か、当日の週のどちらかの予定でしたから、大変助かりました。

大会は、受付が12時から13時。13時から14時が部長会議。14時から15時が青年部会で、議事は

@ 平成17年度事業報告、収支決算報告、監査報告については、問題なく承認されました。

A 平成18年度事業計画、予算案の審議は、繰越金や加盟団体の減少により、今後予算を組むのが難しくなる恐れがあり、各県の分担金を千円値上げし、8千円にしたいという提案があり、九盲連には事後報告することで承認となりました。休部の組織の親団体にも分担金の相談をすることになっています。

B 大分県及び北九州市の分担金未納問題については、大分県は休部で全青協に相談し、北九州市は廃部となりました。

C 宮崎県青年部解散問題に就いては、補助金がなくなり、維持が困難となっており、後輩も集まらないということです。

15時から16時までは講演、「視覚障害者と沖縄戦」、沖縄戦を体験された比嘉定喜さんと比嘉敏枝さんに当時の事を話していただきました。一般の方でさえ大変な恐怖や困難があったはずですが、視覚障害者はなおさら大変だったと思います。私は復帰2年前に生まれましたが、障害による不自由はあっても、衣食住の困難や、生命の危険にさらされることはありません。戦争はもちろんのこと日常の平和も祈っていき、また私にできることは頑張っていきたいと思います。私も視覚障害者の方から話を聞くのは初めてでしたし、九州各県の方にもよい機会になったと思います。比比嘉定喜さん、比嘉敏枝さん、大変つらかった事を少ない時間でとても言い表すことはできなかったと思います。この度は貴重なことを学ばさせていただき本当にありがとうございました。

さて、ふだんはレストランで懇親会をしますが、せっかくの沖縄大会なので、雰囲気を変えて17時30分からはサンセットクルージングをしました。那覇港から出港し、まだ日没まで時間があり、西のほうに少し高い夕日があり、沖に出ると涼しい風がでてきました。開会のあいさつをして乾杯、うーん!いつもよりビールが美味しい。食事をしながら参加者に一言ずつあいさつ。次ぎは1週間前に突然決まった余興の三味線。二人で特訓し、参加者にも何か加わってほしくてパーランクーをしてもらう事にして、10個用意した。沖縄のメンバーもヘーシを入れながら盛り上げて九州の参加者を飲み込んでいく。あの時は夢中でやりましたが、後から他の客に迷惑にならなかったかと思うくらい盛り上がりました。その後、だんだん日も暮れて帰港しました。 それから民謡酒場で二次会、懇親会の余韻が残っていて、ここでも盛り上がりました。九州の方は他の県では味わえないと大変感激していました。

翌日は9時から牧志のテンブス館で体験教室。エイサー、おきなわ方言、三味線演奏、カンカラ三味線工作があり、私はカンカラ三味線工作をしました。太鼓になるカンカラと竿は加工されて準備してあり、竿を磨いて弦を張りました。普通の三味線と一風違う音色で楽しいです。他の教室も楽しそうで、三味線演奏は指笛の練習をしたようでした。

半年間、とても緊張しましたが、あっと云う間に過ぎ、また二日間は皆を信じて安心して行えました。引き継いだ時は、とても重荷でしたが、今回参加された方、協力していただいた方々、援助して下さった方々、本当にありがとうございました。これを機会に青年部を盛り上げて下さい。どうぞよろしくお願いします。また実行委員の皆さんも本当にお疲れ様でした。


(4)10月、11月の行事予定
10月4日第12回視覚障害者マラソン沖縄大会総会
10月12日障害者高齢者雇用支援のつどい
10月27日第49回沖縄県社会福祉大会
10月29日第21回沖縄県サウンド・テーブル・テニス大会
10月31日職員会議
11月2日点字図書館利用者交流会
11月18日芭蕉の会交流会
11月26日第25回沖縄県視覚障害者音楽発表大会
11月28日職員会議



3.お知らせコーナー

(1)第12回「視覚障害者マラソン沖縄大会」の開催

開催日:平成19年1月28日(日)

場 所:沖縄県立玉城少年自然の家

申込み:所定の参加申し込み書に必要事項を記入の上、参加料を添えて郵送(郵便定額小為替または現金書留)または直接持参する。

参加料:16歳以上1,000円 中学生以下500円(全種目共通)ただし、盲学校在学生および伴走者については無料。

申込期間:平成18年11月1日(水)〜12月8日(金)まで

(種目)マラソンの部:10km・5km・3km・1.5kmコース

(種目)ウォークの部:5km・3kmコース

※ 視覚障害者の参加選手は、できるだけ伴走者と一緒に申込下さい。ただし、身近に伴走者がいない場合は実行委員会事務局において斡旋します


(2)第22回NAHAマラソンへの協力願い
12月3日(日)に第22回NAHAマラソンが開催されます。これまでのナハマラソンマッサージ奉仕活動は、貴殿をはじめ多くの方々のご支援ご協力を得て、参加したジョガーの皆様から大好評のうちに終了する事ができました。

今年も「第22回ナハマラソン」が目前に迫りました。県内はもとより全国各地から2万名余の参加する同大会へあはき師協会と沖視協両団体の共催でナハマラソン大会を大成功で終了することができるよう、マッサージ奉仕活動を行います。皆様方の積極的なご参加をお願いいたします。

日時:平成18年12月3日(日) 午前10時集合
送迎バスが10時半に出発します。

場所:沖視協玄関前(現地直行の方はその旨連絡を下さい)

連絡先:参加可能な方は沖視協事務局 863−2997か沖縄あはき師協会事務局945−8941までご連絡を下さい。

締切:11月1日(水)
※ 大会事務局に11月2日に参加者の人数を報告するため。


(3)パソコン教室受講者募集
パソコン初心者の視覚障害者に対して、パソコン操作方法、インターネットの使用、メール送信等の基本的な操作方法を指導し、パソコンを活用して情報入手・共有・発信、コミュニケーション手段の習得を目的として下記のとおりパソコン教室を実施します。

期間:平成18年11月6日から平成19年3月6日まで(予定)

日時:毎週火曜日午後1時から午後3時まで(全20回)

場所:沖視協3階ホール

定員:5名

受講定員は5名です。申込の受付開始は10月23日(月)から27日(金) までの午前9時より午後5時まで、申し込み先は事務局098-863-2997 堀川 恭尚(ほりかわやすなお)までお申込下さい。

※ 受講希望者が定員を超えた場合は抽選となります。
※ 講習は週1回ですが、スケジュールの都合により11月に限り、毎週月曜日・火曜日の2回となります。12月からは平常どおり毎週火曜日の週1回となります。


4.ありがとうございます

(1)8月に那覇市視覚部よりカラオケセット(38,800円相当)の物品寄附がありました。

(2)8月1日 匿名希望で8,705円のご寄附がありました。

(3)8月28日 県外の視覚障害者から匿名希望で、建設資金として20万円のご寄附を頂きました。

(4)8月31日 宜野湾市の比嘉定喜さんより全国視覚障害者ボウリング大会派遣として3千円の寄附をいただきました。度々のご寄附ありがとうございます。

(5)9月22日 匿名希望で建設資金として5万円の寄附がありました。

皆様方からの貴重なご寄附は、芳志者のご意向に沿って有効に活用させていただきます。ありがとうございます。


5.事務局日誌

8月、9月の事務局日誌より主な事項を報告いたします。
8月1日職員会議
8月2日アジア研修事業開講式
8月9日はり・きゅうの日啓蒙キャンペーン
8月22日職員研修会
8月27日沖縄県視覚障害者ボウリング大会
8月29日職員会議
9月5日アジア研修カントリーレポート
9月6日障害者雇用フォーラム
9月7日沖縄リハビリ学院より施設見学
9月13日音訳講習会開講式
9月14日第2回理事会
9月24日第42回沖縄県身体障害者スポーツ大会
9月26日沖視協ボランティア友の会バザー
9月30日九盲連三療研修会(福岡市)



6.あとがき

スポーツの秋、読書の秋、芸術の秋、 食欲の秋と大変しのぎよい季節となりました。沖視協のこれからの行事としては、第21回沖縄県サウンド・テーブル・テニス大会と第25回沖縄県視覚障害者音楽発表大会、第12回視覚障害者マラソン沖縄大会と控えています。日頃からスポーツ、芸能文化活動とそれぞれの趣味を楽しみながら、体力の維持向上、技術の錬磨に励んでください。

次回発行は12月です。各地域の皆様からの寄稿やお知らせ、耳よりの情報をお待ちしています。

※「沖視協だより」は点字版・墨字版、録音版を沖縄県共同募金会からの配分金で作成し、県内及び県外の沖縄県出身視覚障害者の方々や関係者に郵送しています。