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福祉会だより(2004年12月)
1.発刊にあたって今年も早、師走を迎え何かとせわしい時季となりましたが、皆様にはお元気でご活躍のこととご拝察いたします。今年は観測史上最多の台風襲来、中越沖地震と日本列島は自然災害に多大な被害を被りました。そして野菜やガソリンの高騰と1年を通して心安からぬことばかりの連続でした。このような厳しい社会状況の中で、私共が平成9年度から建設委員会を発足し、視覚障害者福祉センターの改築計画をすすめてきておりましたが、さる11月16日の平成17年度福祉施設整備審議会を無事に通過し、後は厚生労働省からの内示待ちとなっています。それまでには自己財源の確実な確保という条件がつけられています。これからも沖縄県視覚障害者福祉センター改築の早期実現を目指して取り組んで行きますので、皆様の絶大なるご理解とご支援を賜りますようお願い申し上げます。 今年の残る行事としては、恒例となりました12月24、25日のラジオ沖縄チャリティーミュージックソンです。各支部の皆様や多くのボランティアの皆様のご協力によりこの関連行事を盛り上げ、今年の自然災害の猛威と不安を振り払い、皆が安心して幸せに暮らせる夢多き明るい新年を迎えたいものです。
2.沖視協ニュース(1)1年を振り返って 会長 山田親幸早いもので点字カレンダーは、最後の一枚だけがやや寂しくひらひらし、暮れの象徴「チャリティーミュージックソン」を残すに至りました。皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか. さて、この1年を振り返ると、6ヶ月間の本格的な視覚障害者自立支援のためのマッサージ指導者育成研修事業のスタート、第2回日本視覚障害者ボウリング選手権大会の2年連続好成績、「沖視協会館建設計画」の県審議委員会通過、2年目に入ったばかりで将来不安の尾を引く「支援費制度」、そして「高橋福治先生没30年(ただし12月31日)」とあり、国レベルにおいては、障害者福祉の一本統合化や「差別禁止法」制定の動き等が注目され、それぞれがいろんな形で新年に引き継がれることになりそうです。 皆様お一人お一人にとっては、どのような1年だったでしょうか・・・。点字図書館を初め、当協会の利用、御支援御協力ありがとうございました。役職員一同感謝しています。どうぞ良いお年をお迎え下さい。 (2)第19回沖縄県視覚障害者卓球大会報告 標記大会が10月31日、サンアビリティーズ浦添で120名余の参加者で、11チームが優勝を目指して熱戦を展開しました。今大会から南風原町チームが初参加をしたので予選リーグを総当たり戦で競技を進行したため、連戦続きで昼食をとる時間もないほど時間に追われた内容となりました。審判団からも総当たり戦でなくコート別に予選リーグをやったほうがベターだという助言を受けました。次年度は今年の反省点を留意して、スムーズで余裕のある大会進行を目指します。 惜しくも入賞を逃したチームは来年に向けて練習を重ね、次回は今年以上の成績があげられるよう頑張って下さい。以下は今大会の成績です。 一部リーグ優勝 那覇市Aチーム 準優勝 読谷村チーム 二部リーグ優勝 那覇市Bチーム 準優勝 沖縄市チーム (3)第50回全国盲青年研修大会に参加して 青年部長 福里 実 平成16年10月29日から31日の3日間、東京都の代々木にある国立オリンピック記念青少年総合センターで、「第50回盲青年研修大会」が開催されました。沖縄代表として野原秀次さんと私が参加してきました。簡単に報告します。今回は、全盲二人での出張です。「ナンクルナイサ!」といった楽観の気持ちで、午後3時35分那覇空港を出発しました。(内心は迷子にならないようにと緊張してました。)飛行機と電車を乗り継いでの移動でしたけれど、空港や駅で職員の方に誘導していただき、白杖で東京の人混みをかき分けながら、以外にも目的地にはスムーズにたどり着くことができました。途中、親切な歩行者に手引きをされることもありました。この場を借りて御礼申し上げます。問題は、オリンピック記念青少年総合センター内での行動です。受付や会議が行われるセンター棟やカルチャー棟、さらには宿泊棟や朝食をとる場所まで、建物の間を5分近く歩いて移動しなければならず、ボランティアの手引き無しには自由に行き来できない会場でした。移動時間に遅れるとはぐれてしまい、周りに迷惑をかけてしまいます。(ここだけの話ですが、二日目の朝食前、決められた落ち合い場所に誘導のボランティアがなかなか来ません。急いで別の場所に集まっていたグループの後を付いて行くこともありました。)一日目は移動、二日目は午前の各県からの代表者会議、午後はテーマ別の分科会出した。三日目は、午前に50周年に当たっての記念式典、午後には記念祝賀会が催され、充実した出張となりました。全国の友達にも久しぶりに会え、また友人を作ることもできました。やはりこのような大会では、いろいろな情報を収集し、多くの方と交流できて良い経験になります。なによりも、今後日本が進んで行く方向が少し感じ取れ、そして全国の方々の意見と自分自信の思いを整理するには良い機会になると思いました。以下は今回の盲青年研修大会で話された「決議」内容と、分科会の「テーマ」を記します。 <決議案> ・現在の多くの視覚障害者が内在している鍼灸マッサージ等を守るため、有資格者であることを広く社会に訴えると共に、無資格者類似業者の一掃に不可欠な関係団体の結束を強く呼びかけます。 ・多くの保健医療機関で働く理学療法従事者の権益を守ると共に、視覚障害者従事者に対し不利益が生じないように、身分の安定が保障されるよう要望します。 ・多くの可能性を持つデジタル放送が、視覚障害者の利用に当たり、不利益を生じないような機器の開発と、情報提供がなされるように強く要望します。 ・公共交通機関や大きな交差点においては、視覚障害者の特性を考慮した音響、または音声、聴覚による案内システムの構築と、その際、必ず当事者の意見等を十分に取り入れていただくことを強く要望します。 ・金融機関等での申請手続きに際し、代筆の申請を認めるよう要望します。 ・視覚障害者にも適したパソコンソフト及び周辺機器が、日常生活用具給付対象品目に加えられると共に、今後のIT講習会が視覚障害者に受講しやすい環境が整えられることを要望します。 ・支援費制度において、視覚障害者に適切な情報が提供されると共に、自治体間の格差是正、適正な制度の運用、苦情や情報提供を受け付ける機関の充実を要望します。 ・障害者故に生じる経費負担を軽減するため、障害基礎年金の引き上げと、所得制限の大幅な緩和を要望します。 第1分科会「デジタル放送関係」 沖縄でも地上波デジタル放送が近いうちに開始されます。NHKの研究所の方から最新の研究についての話、デジタル放送で発信されるデータ放送のメリット、使いやすいテレビのリモコンなど、様々な意見が出されました。またスピーチオの普及や銀行ATMの問題点などについての討議がなされました。 第2分科会「交通バリアフリー」 視覚障害者が容易に、かつ安全な外出、移動が行える環境整備について多面的に討議がなされました。 第3分科会 アテネオリンピックで3位に輝いた日本女子ゴールボールチームのメンバーを迎えて実技が行われました。(ゴールボールは、バレーボールコートで行う競技で、1チーム3人、全員がアイシェードという眼帯を付け、ボールを転がして相手チームのゴールに入れる競技)また、ブラインドサッカーも協会の方と一緒に実践しています。 (4)第2回日本視覚障害者ボウリング選手権大会参加報告 知花光英 第2回日本視覚障害者ボウリング選手権大会は、去る11月13、14日の両日、福岡市内の「スターレーン」を主会場に全国18団体から80人が参加して開催されました。沖縄県からは、多和田真助沖視協ボウル会長以下4名、コーチに安里清竹、協議補助員に沖視協職員の野原祐子、上原清美の計8名が参加。一行は、12日の夕方の便にて福岡入りし、大会に備えました。大会は、1日目ダブルス4ゲーム、2日目個人戦予選・決勝6ゲームの日程で行われました。昨年優勝の沖縄県チームは、連覇をめざし、約3カ月間の調整で本番に望みました。初日のダブルス戦から全国でもレベルの高さを見せ、比嘉・多和田組が優勝。2日目の個人戦でも5名中3名が予選通過するなど大会の注目を集めました。また、個人決勝でも、弱視の部で1位、2位を独占、昨年上位入賞を果たせなかった全盲の部でも2位と実力を発揮しました。一行は、14日夕方の便にて那覇に戻って参りました。最後に同大会派遣に際し、多大なご協力をいただきました関係機関・各位に対し、衷心よりお礼を申し上げます。以下は第2回日本視覚障害者ボウリング大会参加者とその成績です。 <ダブルス> 比嘉・多和田組 1位 1231点(8ゲームトータル) 座波・知花組 8位 855点(8ゲームトータル) <個人戦(6ゲーム)> B1クラス(視力0) 男子 知花光英 2位 588点 B2クラス(視力0.04以下) 男子 多和田真助 1位 991点 比嘉一盛 2位 940点 座波 裕 9位 435点 女子 村上るり子 6位 201点 (5)第32回九州視覚障害者サウンドテーブルテニス大会参加報告 卓球愛好会 松井美智代 標記大会はは、2004年11月20、21日の両日、熊本市の熊本県身体障害者福祉センターにて、役員、選手、関係者を含め約400名が参加して開催されました。沖縄県からは監督の堀川恭尚(沖視協)、選手として狩俣昌勝、冨山悦子、松井美智代、宮里清子、当山政秋の5名、付添いで太田香織(沖視協)、根間律子(松井さんの付添い)の2名、計8名で参加。大会1日目は8チームによる団体戦。2日目は全盲男子、女子、女子弱視部の個人戦が行われた。団体戦は優勝をした宮崎県チームと対戦をし、善戦及ばず1回戦で敗れました。個人戦は狩俣選手以外は1回戦で敗れ、狩俣選手は準優勝、優勝を逃し、3回戦で敗れました。全体としての反省点は、フォールディングやダブルヒット等、自分のミスかが多かった事、また審判など、沖縄地域より厳しく、厳密なジャッジが多く、選手のみならず審判員の養成も必要であることを痛感しました。最後に、同大会派遣に多大なご協力ご支援を賜りました関係機関・各位に対し、心よりお礼を申し上げます。以下は大会参加者とその成績です。 (個人戦) 狩俣昌勝(全盲男子) 3回戦敗退 冨山悦子(全盲女子) 1回戦敗退 松井美智代(弱視女子) 1回戦敗退 宮里清子(弱視女子) 1回戦敗退 当山政秋(全盲男子) 1回戦敗退
3.お知らせコーナー(1)ラジオ沖縄チャリティーミュージックソンへの協力方について年末の恒例となりました第19回目のチャリティーミュージックソンが今年もパレットくもじ広場をメイン拠点として展開されます。当協会もチャリティー募金箱設置、番組編成への協力等を依頼されています。また各地域、愛の泉での街頭募金活動など皆様方の協力をお願いいたします。なお、24、25日の行事は次のとおりです。ウォークラリーと忘年会とボウリング大会については12月17日(金)までに参加申し込みをお願いいたします。 ア.音響付信号機点灯式と渡り初め 12月24日(金)午後1時45分、場所は12月7日現在、まだ未定です。 点灯式の場所が決まりましたら地域視覚部会員へお知らせしますので、その節は是非とも参加をお願いします。 イ.アイマスク体験ウォークラリー 午後4時牧志公園を出発し、4時45分にバレットくもじ到着。 参加者予定 県主管課、那覇市議会議員、那覇市福祉課、その他関係機関 ウ.ボウリング大会 午後7時半より浦添市のてだこボウル 参加費1,500円。 申し込みは863−2997の野原裕子まで エ.忘年会 午後6時半より沖視協3階ホール 参加費2,000円。 申し込みは863−2997事務局へ オ.白泉会のアカチチデービル 25日午前6時より カ.ふれあい家族(未定) キ.街頭募金活動 (2)個人情報の保護について 個人情報の保護は、個人の利益保護と人権擁護の面からも今後は適切な対応が必要とされています。そのような観点から、個人や諸団体、機関からの沖視協への視覚障害者の電話番号や住所等の問い合わせには事務局として情報提供は差し控える対応をしていきますので、その点についてはご理解の程をお願いいたします。 (3)年末年始のお知らせ 12月28日(火)は沖視協の御用納めで、12月29日から1月3日までは閉館となります。1月4日(火)御用始めとなります。 (4)12月、平成17年1月の行事予定
4.ありがとうございます10月29日 佐敷町の嶺井雄八様からご寄付をいただきました。
5.事務局日誌平成16年10月、11月の事務局日誌より主な事項を紹介いたします。
6.読者のコーナー新潟中越地震災害支援ボランティアに参加して 宜野湾市 田場 上去る11月15日〜17日の3日間、宜野湾市社協主催で行われた新潟中越地震災害ボランティアのマッサージボランティアの一員として行って参りました。 今回は、私たちは長岡市のボランティアセンターの紹介で新産(しんさん)体育館に避難された大田地区(濁沢、蓬平)からの皆様へのマッサージ奉仕活動をしました。体育館の中ではタタミ1畳ほどが一人当たりのスペースで周りには仕切りもなく、自宅から持ってきた衣類や寝具が枕元や足元に置かれ、食事や睡眠をとられているとのこと、プライバシーも自由も阻害された、この環境下での皆様のご苦労の大きさがはかり知れないものである事を心から痛感させられました。 皆様、マッサージを受けた事のない方々がほとんどで、当初は戸惑っている方が多かったのですが、一人終え、二人終えると「あー、気持ちよかった」「体が軽くなった」との声に促されてか、「私もお願いします」「こちらもお願いします」と声をかけて頂き、予定時間はあっという間に過ぎていきました。 今でも心に残る光景が一つあります。それは壁にかけられていた「がんばろう大田 帰ろう大田へ」のスローガンです。避難所生活を続けられている皆様の願いが、この文字に込められて入ると思うと胸が熱くなるのを感じ、皆様の一日も早い復興を願いつつ体育館を後にしました。
あとがき朝夕の肌寒さに冬の訪れを感じる今日このごろ、忘年会が目白押しの方もいらっしゃると思います。飲み過ぎ、食べ過ぎ、夜更かしには気をつけ て、健康で新年を迎えられるようご自愛下さい。次回発行は平成17年2月となります。※「福祉会だより」は点字版・墨字版、録音版を沖縄県共同募金会からの配分金で作成し、県内及び県外の沖縄県出身視覚障害者の方々や関係者に郵送しています。 |
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