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福祉会だより(2003年2月)

1.発行にあたって

  春寒の候、皆様方にはますますご健勝のことと拝察いたします。
  新年を迎えたばかりと思ったら、早くも2月に入りました。

  利用者の皆様並びにご支援を賜っている多くの皆様におかれましてはお元気にて今年の活動に邁進なされておられることとお喜び申し上げます。沖視協も1月6日に職員全員そろっての仕事はじめのセレモニーを行い、早速日頃の業務を行いつつ本年度の諸事業の執行状況や補正予算の作成並びに平成15年度の事業実施の準備に取り組んでいます。 また執行部におきましては前号でもご報告のとおりセンター建設計画の今後の大きな方向づけと取り組む課題のクリアに向けて、研究研鑽に努めているところです。 なにとぞ本年も一層のご支援とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

  ところで第17回ラジオ沖縄チャリティーミュージックソンはお陰をもちまして大盛況のうちに実施することができました。皆様方のご協力に対し心から感謝申し上げます。 ご存じのとおりこの催しは「視覚障害者に音の出る信号機を贈ろう」を目的にラジオ沖縄が各スポンサーの協賛を得て、毎年暮れの24日から25日にかけて24時間生放送番組を組み、県民に視覚障害者への理解と募金への協力を呼びかけるものです。

  当協会も毎年全役職員並びに各支部の総力を挙げて参加協力に支えられてたくさんの催しを滞りなく実施することができました。募金額も目標に達している模様で、今年もまた交通事情の悪い本県に新しく音のでる信号機が設置され、視覚障害者はもとより県民の交通安全に大きな力を発揮してくれることになりました。ともに参加し各種行事にご協力をいただきました多くの皆様方並びに募金に協力して下さいました県民の皆様に重ねて御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

2.沖視協ニュース

(1)年頭のあいさつ              会長 島袋和清

  皆様あけましておめでとうございます。
  旧年中はいろいろと格別なるご高配をいただき誠にありがとうございました。当沖視協もおかげさまで無事大過なく年を越すことができました。そしてまた初春に際しましたは役職員一同皆元気で新春を寿ぎ、なおまた1月6日には全員元気で勢揃い、そして仕事はじめに取り掛かっております。これもひとえに日ごろの皆様方のご指導ご鞭撻の賜物と思い、心から感謝と敬意を表するものであります。

  さて、昨年の馬年は期待外れの年となり、明るいニュースが少なく暗いニュースのみ多かりし1年でございました。また先輩の言葉に「後ろを振り向くな、過去にこだわるものは未来を失う」という教えがありますが、私たちは過去を振り向かないで馬年は馬年として過ぎ去ったものはかまわずに、これから新しく生まれ変わってくる羊年に希望をかけてみんなが一致協力、そして邁進しようではありませんか。沖視協におきましても大きな仕事が2つも残っておりますので、この事業を完遂するためにも皆様方の一致団結、小異を捨てて大同につく決意で側面からご協力をいただければ幸いと思います。平成15年は我々にとっても国家にとっても節目の年でございます。いわゆる武家時代は男子15歳にして元服の儀が行われます。15歳にして大人の仲間入り、そして責任の重大さを痛感する歳でございます。だから平成15年は我々にとっても、うまんちゅにとっても節目の年で、頑張らなくてはならない年となりました。よって我々もこれから和と強調の精神で内に充実、外に忠実、厳粛端正なる気迫をもって初心に返り初期の目的を達成するためにはぜひともこの節目の年をみんなの力でいい年にするように邁進していこうじゃありませんか。そうすることによって天の道はおのずから開けるものと確信するものであります。

  皆様、羊という字を書いてご覧なさい。表から見ても裏から透かして見ても同じ形です。いわゆる表裏一体、裏表がない。この羊の字の下に大を書きますと美しいという字になります。よって私たちはこの羊年を清く正しく美しい世の中にし、我々の念願である目的達成に向けて全員が一丸となって行動を起こす、そうすることによって我々が待ち望んでいる4,400余名の視覚障害者の活動の拠点たるビルも早めに完成することでございましょう。そのためには皆様方の一層のご協力とご支援をお願いするものであります。 それでは皆様、今年の未年が私たちにとっていい年でありますよう念願いたし、そして皆様方のこれからのますますのご健勝とご活躍を祈念いたしまして挨拶にかえさせていただきます。

(2)音の出る信号機2基を新たに設置

  12月24日、2基の音の出る信号機が新たに設置され稼働を開始しました。糸満市の双子橋交差点で行われた点灯式では屋我伸一郎ラジオ沖縄社長、島袋和清沖視協会長をはじめ地元会員5名が見守る中、糸満署交通管制課職員がスイッチを接続すると「ピヨ、ピヨ、ピヨ」の交通安全を呼びかけるさわやかな音が流れ、参加者全員で渡り初めを行って喜び会いました。

  なお、この日より那覇市の奥武山公園鳥居前交差点でも音のでる信号機が稼働を開始しました。これで県内にはこれでラジオ沖縄からの寄贈で設置された音響付信号機は41基となります。

(3)第8回視覚障害者マラソン沖縄大会報告

  出場者605人の出場者で行われた第8回視覚障害者マラソン沖縄大会は快晴でさわやかな風が吹く好条件の下、大盛況のうちに終了いたしました。今回参加した視覚障害者はマラソンの部で10キロは男子16人、女子5人。5キロは男子20人、女子5人。3キロは男子8人、女子5人。1.5キロは男子7人、女子10人。ウォークの部は男子58人、女子70人。合計で204人が出場しました。マラソンの部の成績と記録は次の通りです。

10キロの部  全盲男子
1位 知花裕和(読谷村) 54'31"  2位 鈴木宏泰(神奈川県) 55'18"  3位 賀川友吉(南風原町) 1'00'31"

10キロの部  全盲女子
1位 下地美和子(那覇市) 1'05'43"  2位 蒔苗豊子(福島県) 1'19'19"  3位 冨山悦子(那覇市) 1'23'32" 

10キロの部  弱視男子
1位 波平常和(石垣市) 43'57"    2位 関谷圭吾(名護市)45'11"  3位 喜納将史(恩納村) 51'29"

10キロの部  弱視女子
1位 立津末子(那覇市) 53'40"  2位 崎山綾子(那覇市) 1'06'27" 

5キロの部  全盲男子
1位 新里良弘(金武町)25'35"  2位 渡久地文哲(南風原町) 27'11"   3位 川田哲茂(那覇市)27'57"

5キロの部  全盲女子
1位 伊藤絹代(福岡県) 27'23"  2位 豊田悠子(東京都) 31'25"

5キロの部  弱視男子
1位 宇地原直哉(那覇市)20'50"   2位 金城和徳(那覇市) 23'44"   3位 丸山克雄(南風原町) 25'51"

5キロの部   弱視女子
1位 棚原きよみ(浦添市) 29'47"

3キロの部
1位 山城 裕(伊江村) 15'27"   2位 宮城 星(那覇市) 15'45"  3位 田場 上(浦添市) 16'57"

1.5キロの部
1位 山里均(那覇市)7'57"   2位 福里榮幸(読谷村) 8'04"  3位 安室早姫(南風原町) 8'11"

  当日は快晴でさわやかな風が吹きそよぐ中で競技が行われた。そのあとの交流会では芝生の上で伴走者や仲間同士で輪になって、ビールを飲み交わしたり、玉城村婦人会が前日から炊き出しをして準備した牛汁、沖縄そば、おにぎり、ぜんざいを腹一杯ごちそうになり、なごやかな時間を過ごして疲れを癒していました。

  今年は参加できなかった方は、来年こそは是非参加をして大会の雰囲気を味わってほしいと思います。

(4)事務局日誌

10月、11月の行事予定
2月7日石嶺小学校より施設見学
8・9日第11回全国身障者ボウリング大会(福岡市)
16・17日第56回九州盲人福祉大会(福岡市)
16・17日おきなわマラソンマッサージ奉仕活動
18日 沖視協友の会役員会
24日  音声誘導設備、点字ブロックに関するガイドライン説明会
27日第3回理事・評議員会
3月 16日 九盲連卓球大会選手選考会(サンアビリティーズ)
27日第4回理事・評議員会

3.お知らせコーナー

  (1)2003年おきなわマラソンマッサージ奉仕活動への参加願い

  来る2月16日(日)に標記大会が開催されます。同大会事務局よりマッサージ活動の協力の要請がまいりました。皆様方には大変多忙のこととは存じますが、三療業の宣伝と業権擁護への県民の理解を深めることなど広報活動、また大きなイベントをみんなとともに成功させるという一県民としての気持ちを示す意味からしてもこの協力要請にできるだけ応えていきたいと思います。 なにとぞご理解下さいまして、ぜひマッサージ奉仕活動に参加して下さいますようお願いいたします。

  なお、当日は南部地域や那覇市近郊の方については、下記のとおり沖視協から送迎バスがでますのでご利用下さい。

日 時 2月16日(日) 午前9時半集合 10時出発
場 所 沖視協玄関前
連絡先 沖視協事務局 863−2997

   (2)情報バリアフリー化支援事業のお知らせ

  障害者が情報機器を使用するために必要となる周辺機器やソフト等の購入に要する費用の一部を助成する標記事業の14年度の申請状況が30件のうち15件しか申請されていないそうです。申請者がいないと予算は不用金として他の事業に回されてしまいますし、また15年度の予算額決定の根拠として削減される懸念もあります。

  情報機器を揃えたい方は市の福祉事務所か町村在住者は県福祉保健所に申請書を提出して下さい。

  助成対象者は視覚障害の1級、2級の者、前年の所得税課税所得金額が、特別障害者手当の所得制限限度額を超えない者、となっています。助成金額の上限は10万円です。申請書に添付する資料は身体障害者手帳の写し。住民票謄本。周辺機器等の見積書。周辺機器等の機能が記載されたカタログ等。前年の所得税課税所得金額を確認できる書類(所得証明書等)。

  (3)3月4日は三味線(サンシン)の日

  また今年も楽しい日がやってまいります。3月4日は三味線の日です。昨年はまことにありがとうございました。開催の前はどうなることかと大変に気をもんだのですが、何とフタを開けたら40数名も集まる大盛況となりました。そして皆うちそろって三味線の音を高らかに歌声も楽しく、それはそれはまるで盆と正月がいっぺんに来たような賑やかさと楽しさで大変に感激しました。

  そこで今年も昨年にならい賑やかに開催したいと思いますのでお友達をお誘いの上、是非とも多くの方が参加されるよう心よりお待ちしております。 時間は昨年同様午前11時より午後5時までとなっております。プログラムは特別にはございませんが、昨年は合唱だけで終わってしまいましたので、今年は独唱やカラオケなども取り入れたいと考えていますので、我はと思わん方は是非是非挑戦してみて下さい。「1日をみんなで楽しく三味線を弾いて唄って遊ぼう」というのが主旨ですので三味線のできる方またはできないけど興味のある方や唄の好きな方なら誰でも大歓迎です。

  なお、弁当、飲み物の注文もいたしますので参加費は一人千円とさせていただきます。開催場所は沖視協の3階ホール、連絡先は沖視協か高良幸助PHS070−5815−3135または西原町の浦崎直仁946−5882まで3月2日までにご連絡下さい。

  (4)第31回九州盲社会人卓球大会派遣選手選考会の開催について

  5月に福岡県で開催される標記大会に派遣する5人の選手選考会を3月16日(日)午後1時より浦添のサンアビリティーズで開催します。沖縄県代表として参加可能な方は是非ご参加ください。

  (5)事務局日誌

  昨年中は皆様のご支援ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。  事務局では今年も皆様のご要望に応えるべく、一層の努力をいたす所存です。よろしくお引き立てのほどお願い申し上げます。それでは12月、平成15年1月の業務、行事の主なものを紹介いたします。

12月1日NAHAマラソンマッサージ奉仕活動 68人参加
2日社会福祉法人施設経営協研修会 所谷常務
4日ラジオ沖縄チャリティーミュージックソン編成委員会出席
8日第38回沖縄県身体障害者福祉大会 読谷村
9日 コロニー大賞贈呈式 当銘正一(那覇市)受賞
12日   第2回支部長連絡会議
15日 ロープランナー伴走講習会
16日 沖国大学生施設見学
18日浦添社協介護ボランティア養成講習会
19日那覇マラソン謝恩の夕べ
20日   視覚障害者マラソン運営委員会
22日 宜野湾ライオンズクラブクリスマスプレゼント贈呈式
22日 「見えない芝居」公演 オキナワ月光舎
24日ラジオ沖縄チャリティーミュージックソン
27日 御用納め・沖視協職員忘年会



平成15年
1月6日御用始め
8日 具志川市視協新年会
9日職員会議
12日那覇市視覚部新年会
14日障害者職業センターより施設見学
15日 県社協評議員会
19日 視覚障害者マラソン試走会
21日視覚障害者マラソン担当者会議
22日友の会ピクニック
22日   沖視協月例ボウリング大会
23日 マラソン大会ミーティング
26日 第8回視覚障害者マラソン沖縄大会


5.ありがとうございまいました

  (1)12月13日 故幸喜伸吉様の香典返しとして、豊見城市の幸喜美津子様より20万円のご寄付をいただきました。

  (2)1月8日 毎年恒例となっています島袋会長のタクシー割引料金を1年間積み立ててきた金額4万円を建設基金としてご寄付をいただきました。

6.作品コーナー

   ふれあいの翼海外研修報告    当真初子

  平成14年度「沖縄県障害者ふれあいの翼」のベトナム研修へ10月10日から15日までの6日間、介助者として参加しました。

  10日、4時から那覇空港国際線VIPルームで壮行会があり、その後、台北へ出発しました。

  研修2日目、朝5時に起床、7時半に台北からハノイへ到着しました。入国手続き後、早速(子供の障害者の平和村)を視察しました。そこはベトナム戦争時の枯れ葉剤による影響を受けた子供たちの収容・診察のための施設でした。中・北部の子供たちが100名、30名のスタッフ、慈善組織で政府・国内外の個人・団体の援助により運営されていました。通常0歳から16歳まで無料でリハビリを受けることができるそうです。

  研修3日目、グェン・ディン・チュウ学校へいきました。生徒は千名で視覚障害の子供たちは午前(普通教育)と午後(特別教育)授業を売れます。職業教育は音楽、マッサージです。マッサージの先生は医学大学の教師で、生徒はトエンティン民族医学大学の認定を受け卒業証明書が発行されるそうです。また、パソコンが数台おかれていて盲人用ソフトにより入力し文章を作成していました。

  午後は(子供の障害者の補助協会)へ行きました。ベトナムの身体障害児の保護と治療を目的とする施設で、毎月200人に鍼灸の治療をしているそうです。鍼は電気鍼でした。

  研修4日目、ハノイ空港からホーチミンへ移動しました。ホーチミンへ着いて市内観光の予定が中央郵便局で大雨になり足止めを食いました。サイゴン教会をもう少し近くで見たかったのですが、残念です。

  研修5日目、障害者の職業教育と補助センターへ行きました。学校は2部制で午前と午後に分かれていました。職業教育はテレビ・ラジオ修理、被服、スクリーン印刷、サーカスなどです。2mの高さの一輪車に乗り輪投げをするのには驚いてしまいました。また、生徒の実習のための美容院、理容室があり、手動式のバリカンで髪を切っていました。

  午後は障害者の職業教育スクールに行きました。国立で生徒は2000人(障害者は150人)でした。高校卒業後、2年間勉強し食費、学費は無料です。卒業すれば70%は就職し、30%は自分で自営するそうです。障害者は優先的に入学できるということでした。2004年には新しく学校を建て替える予定だそうです。

  研修6日目、ホーチミンから台北経由で沖縄へ帰りました。  出発前、同僚からベトナムは仏領だったため、とても奇麗で食事もおしいく最近人気の海外だと聞いていましたが、ハノイへ着いて空港から出た途端、私の抱いていた風光明媚なイメージはどこかへ吹き飛んでしまいました。車のクラクション等の騒音と大陸だからでしょうか、ほこりっぽいというりが私の第一印象です。信号が少ないため車とバイクと自転車が入り乱れ、この国には交通法規はあるのかと思うほどでした。歩道は障害物が多く、バイク置き場になっているので白杖歩行や車椅子での歩行は困難だと思います。点字ブロックは敷設されていませんでした。通訳はハノイとホーチミンで二人いましたが、正確に通訳されているのか疑問が残りました。質問しても答えになっていないことが多々あり、話の内容に一貫性がなく言葉の壁を感じました。

  今回のベトナム研修に参加して良かったことは、いろいろな障害をもった方々と知り合えたことです。明るく力強く生きている姿に感動し、障害について理解が深まりました。この機会を与えてくださった方々に感謝いたします。また、21世紀の社会福祉は在日外国人に対する福祉的支援および国際的な対外福祉的援助が重要な政策課題となってくると期待されますが、この海外研修により社会・経済・文化など外国を理解する天で勉強になりました。 今後もこの研修会が続くことを切望します。

あとがき

  新年を迎えても不況風はまだまだ吹きすさぶ中、経済状況は大変厳しいようです。しっかりと足元を固めて頑張りましょう。2月は一年で一番短い月で、何かと慌ただしい月です。またこの月はニンガチガシマヤーで風が強く、天気も不安定で気温も上がったり下がったりで風邪をひきやすい時期です。健康で温かい春を迎えられるようお体をご自愛ください。

  福祉会だよりは沖視協、それから各地区の会員の情報提供の機関誌です、各支部の情報、個人の動向等を会員、関係者にお知らせいたします。どうぞ皆様からの情報をお寄せ下さい。次は4月の発行となります。

☆「福祉会だより」は沖縄県共同募金会からの 配分金により点字版・墨字版を作成し、県内 および県外の沖縄県出身視覚障害者の方々や 関係者に郵送しています。
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